「変わり方調べ」あるいは「ともなって変わる量」は比例につながっていく学習です。比例は二つの量の関係性をふまえながら、その量の変化を見ていくものです。二つの量を扱う単位量あたりの考え方に、変化のようすが加わった新たな概念とも言えます。
そのため変わり方調べの学習にあたっては単位量あたりの知識が必要ですが、これは5年生の学習内容です。また、ここで学ぶ変化する数(変数)を式であらわすための〇や□の使い方は抽象的で、算数の苦手な子にはなかなか厳しい内容です。以上のような理由から変わり方の学習は4年生には少しハードルが高いように感じています。
5・6年生で比例として学び直すことも可能ですから、4年生では2つの量の表や〇・□の扱いに慣れておけばよいかと思います。