分数について

分数は、小数と同じく1mや1Lでは測りきれないはんぱの量を1/2mや1/2Lなどとあらわすものです。

分数の大きな特徴のひとつに、「1」とみなした量の半分は1/2などといった割合を表すことがあります。割合は5年生で学ぶものなので、4年生までは1/2mや1/2Lといった単位のついた実際の量の分数をがんばりたいところです。

ところが、2年生の分数は正方形の紙を折ったものをみせて「もとのおおきさの1/2」というような、単位のつかない割合的考え方の分数から入ります。また、倍と分数を合わせて学ぶ単元もあります。このあたりは低学年・中学年ではとても難しい考え方です。

2年生では、分母分子に分かれた独特な数の書き方に慣れることを大切にして、割合的な使い方の学習は、3・4年生で単位のついた分数をしっかり学んだ後まで待ってもいいかと思います。