塾で使用しているタイルを家庭学習用にアレンジしました
タイルは数や計算を学ぶための教具です。塾では、50年ほど前にほるぷ出版から発行された「さんすうだいすき」にセットで付いていたタイルを今でも使用しているのですが、この「ほるぷ版」タイルは現在入手困難となっています。お家で算数がんばっているお子さんと保護者の方に、優れた教具であるタイルで楽しく学んでいただきたい。そう考えてお求めやすいかたちで復活させたのが、この遠山真学塾版「数楽タイル」です。「ほるぷ版」タイルのように辺の凹凸がありませんのでくっつけることはできませんが、「ゆっくり学ぶ子のための さんすうドリルA」と併せてご利用いただくことで、数と計算を学ぶ子どもたちの強力な味方になるでしょう。
数の勉強というと数字の読み書きがスタート地点と思いがちです。でも、数は量を抽象化したものですから、その量との関係性が分からないと子どもたちは数の意味を理解できません。タイルは量と数の媒体物としてとても有効な教具です。いろいろなモノと数の橋渡し役として、学びはじめの子どもたちの理解を助けます。
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また、数を数楽タイルになおすことで、数字があらわしている量を可視化し、操作できるようになります。これによって位取りの仕組みやくり上がり・くり下がりといった数や計算の構造を、目で見て手で動かしながら楽しく安心して学べるようになるのです。
※ こちらの動画で使用しているタイルは、塾にある「ほるぷ版タイル」です。
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人間が一目で認識できる数は3~4だと言われています。5以上の数は子どもにとっては大きくて難しいものになりますから、学ぶにあたって工夫が必要になります。おすすめは5をひとつのカタマリとして捉え、6は「5と1」、7なら「5と2」というように、5を土台にして大きな数の階段を登っていく方法です。数楽タイルには、この5のカタマリを視覚化できる『マグネットタイル』が付いています。5と1で6!、5と2で7!と、手と目をつかい脳を刺激することで、ただ唱えるだけでは身に付きにくい数量感覚を学ぶことができます。
タイルはシンプルな教具ですが、それゆえ使い方がよくわからないこともあります。数楽タイルには、はじめてタイルで数を学ぶ保護者の方とお子様向けのワークシート「整数タイルの遊び方・学び方」が付属していますので、すぐにお家でタイルの学びを楽しめます。ワークシートは市販の幼児向けの数のドリルや小1の算数教科書では見落とされがちな、「0」という特殊な数の学び方や十進位取りの考え方などを学べる構成になっています。このワークシートとタイルを使うことで、「十一」がなぜ「101」と書かずに「11」になるのか、よくわかります。
数楽タイルはさんすうドリルと併用することで真価を発揮します。ワークシートでタイルの使い方をマスターしたら、ドリルの問題もタイルを使って解いてみましょう。タイルを動かすことが計算の理解を助け、同時に筆算の力も伸ばします。
①整数タイルキット
・タイル・シート5枚
・位取りの下敷き3枚
・数字シート1枚(0~9の数字カード3セット)
➁ワークシート
③マグネットタイルセット
④さんすうドリルA
定価3000円(税込)
※ 送料手数料500円
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数や位取りと計算について、もっと詳しく学びたい!と感じたら「教えてみよう算数」がおすすめです。算数の教え方や考え方のアイデアが盛り込まれた一冊です。