はじめての響具「かけ算九九カード」が産声をあげたのは2009年の冬でした。当時塾では、算数が苦手な子どもたちが楽しみながら学ぶ方法を模索していました。遠山先生の「よく遊び、よく学ぶ」というフレーズのごとく、遊びと学びが一体化した教材として適しているのは何かと考えたときに目に飛び込んできたのがカードゲームに興じる子どもたちの笑顔だったのです。カードゲームと算数の学びを組み合わせるという試みにすでに遠山先生や数教協の先生方の手によって研究されていたのですが、私たちはそのさまざまなアイデアのなかから、かけ算の四者関係のカードを商品化しました。イラストやカードの構成について試行錯誤を重ねたカードたちが、子どもたちの学びを支えることを願っています。
算数の苦手なお子様に楽しく学んでいただくための工夫の一端をご紹介します。
問題カード
『かけ算九九カード』は遊びながらかけ算を学べるカードです。
かけ算のカードといえば式と答えだけがセットになったフラッシュカードが主流です。しかし九九をおぼえるだけでは、かけ算がどんな役割をもつ計算なのかは分かりません。
遠山真学塾の『かけ算九九カード』の優れた特徴は計算をイメージできる問題カードの存在です。ウサギが3匹いるときの耳の数と2×3という式の結び付きを問題文とイラストを通して学べます。
タイルカード
かけ算の答えがどんな量を表しているのかを、より抽象的に確認できるタイルカードもご用意しました。2×3の式から、縦2個・横3個で並べたタイルの図を連想したり書いたりできるようになるとかけ算の理解が深まります。
式カードと答えカード
もちろん式カードと答えカードも付属しています。式と答えでフラッシュカードとしても利用できますが、上記の問題カードやタイルカードを組み合わせることでかけ算の理解がグッと深まります。
タイルシートとL定規
タイルシートとL定規は動画のように利用することで、かけ算の式と答えの関係や変化の様子を連続的に確認できます。L定規を動かしながら九九を答えることで自然に九九とその答えの関係を量をとおして学べます。かけ算の大事な概念である交換法則も、このL定規で視覚的に理解できます。
かけ算九九カードの遊びかたをご紹介いたします。
ビンゴゲーム
かけ算九九カードの遊びかたのひとつにビンゴゲームがあります。一般的なかけ算ビンゴは「式」と「答え」で遊ぶものですが、『かけ算九九カード』のビンゴは「式」と「問題」のセットでプレイします。2×3なら「2はうさぎ1ぴきに耳が2本でのことで・・・それが3びきだから・・・」と考えつつ問題カードを探すことで、かけ算の役割を学ぶことができます。
かけ算九九カードには「算数ドリルCかけ算」(遠山真学塾編・同成社刊)と「ドリルとカードの使いかた説明書」が付属しております。九九カードとドリルの相乗効果で楽しみながら安心感をもってかけ算を学べます。
かけ算九九カードを有効活用できるよう、またドリルとの連携を確かなものにするために「かけ算九九カード遊びと学びの説明書」をご用意しております。
価格7700円(税込)送料手数料は420円
※2024年10月より送料手数料は500円になります。
※こちらの商品はご利用前にハサミ等でのカットが必要です。
かけ算九九カードをご注文の方は下記フォームをご利用ください。
お代金は後払いです。商品に同封させていただく振込用紙をご利用ください。
商品はレターパックライトにて発送いたします。送料手数料は全国一律420円です。
※2024年10月より送料手数料は500円になります。